MacBook Pro 15インチを購入したことで、13インチと15インチのディスプレイサイズ比較ができるようになった。この記事では、13インチと15インチを比較してわかったおすすめのサイズ選択の方法を伝えていこうと思う。
この記事ではMacBook Pro 13インチと15インチの比較をしているが、現行モデルのMacBook Air 13インチと15インチ、MacBook Pro 14インチと16インチでも同じ比較ができるので、ぜひ参考にしてほしい。
13インチユーザーの僕が15インチを追加購入した理由
僕はMacBook Pro 13インチを愛用しているが、これから挙げる様々な理由があって15インチを追加購入することになった。その経緯については以下の記事を参考にしてほしい。
[激薄13インチの限界]2024年に中古MacBook Pro 15インチ(2015)を購入した理由
[人生初の15インチ]自称Apple信者が中古MacBook Pro 15インチ(Mid 2015)を今更開封レビュー
13インチのメリット
まずは13インチのメリットから。個人的には、全ての人にお勧めできるサイズだと思っている。
1、省スペースで軽量
13インチはとにかく省スペースで軽量。
13インチと15インチの重量差はどのモデルも400〜500g程度なのだが、13インチでは膝の上においてタイピングをしたりくつろぎながら作業したり、片手で支えながら操作したりとどんな姿勢でも快適に使うことができる。そう、省スペース、軽量なことによって「生活に馴染みやすい」というメリットがあるのだ。
一方15インチは重さと大きさが理由で、上記のような使い方はほぼ不可能。そもそも短時間ですら手で支えることが難しい。すぐに激痛になる。
15インチにはない13インチの大きなメリット「省スペース、軽量であることによる生活への馴染みやすさ」は、MacBookが欲しいと思っている人にとって大きな魅力だと感じるのではないだろうか。
2、アクセサリーの選択肢が多い
省スペース、軽量であることはモバイル用途でも大きなメリットである。
重量が約2kgと本体だけで罰ゲーム級の重量を誇る15インチにさらに様々なアクセサリーを追加して持ち運ぶことはほぼ不可能だが、13インチなら
・USBハブ
・小型外付けキーボード
・マウス
などを同時に持ち運んでも15インチとほぼ同じ重量で持ち運びができる。バッグやケース、充電器なども軽く小さいものが選べるので、持ち運びが多い人には13インチは最高の相棒になるだろう。
今日は長時間作業しないから単体で、今日は長時間作業するから外付けキーボードとマウスとハブも持ち運ぼう、などその日の用途や自分の作業スタイルに合わせて柔軟な使用スタイルを作ることができる。それは省スペース、軽量な13インチだからこそのメリットだ。
3、ホームポジションが作りやすい
隠れたメリットではあるが、個人的には13インチの一番のメリットなのでは?と思っている。
パームレスト部分が大きすぎないことによって、すぐに最適なホームポジションに手を置いて最高の集中力で作業をスタートできる。これと比べると、15インチのパームレストは広大すぎてすぐにホームポジションを作れずストレスになることがある。
もちろん個人の感想なので実機を確認してすべき部分だと思うが、個人的に15インチ購入後の一番の違和感となっているホームポジション位置なので、13インチのメリットに挙げた。
4、美しい
これまで13インチの生活への馴染みやすさを色々挙げてみたが、そんなことなどどうでもいいと思ってしまう13インチの魅力がある。それが「美しさ」だ。
断言できる。13インチの方が間違いなく美しい。
手の大きさにぴったりなパームレスト部分、キーボード横や奥の絶妙な余白スペース。この圧倒的な配置バランスを見れば、13インチというサイズが究極のサイズであることは一目瞭然だ。
もちろん15インチの余白スペースの多さを「Proモデルの中のProモデルを使っているという優越感がある」と評価することもできるが、正直この余白スペースの多さは違和感がある。
省スペース、軽量さ、最高の美しさ。それは13インチが手に取りやすい、そして手に取って作業することが楽しいサイズであることを意味する。誰が買っても生活に馴染み、絶対に後悔しないと断言できる究極のサイズなのだ。
15インチのメリット
ここから15インチのメリットを記す。全ての人にお勧めすることができないサイズだが、一部の人には最高の相棒になるサイズだと思っている。
デスクトップPCに匹敵する圧倒的作業領域
店頭実機ではあまり変わらないと感じがちな2インチのディスプレイサイズ差だが、実際様々な場面で使ってみると「13インチと15インチの快適さは別次元だ」と感じる。
13インチはThe ノートPCというサイズ感だが、15インチはミニデスクトップPCという感じがする。15インチはMacBookよりiMacを使う感覚の方が近い。
13インチでは窮屈さを感じるアプリの常時同時起動やSplit Viewを多用しながらの作業、画像編集もデスクトップPCのような快適さでストレス0。13インチより使用後の疲労も少ないのでさらに大きな差を感じる。
もしこの記事を読んでいるあなたが「ノートPCでもデスクトップ環境のようにストレス0で作業したい」と思っているなら15インチが答えになるだろう。どんな場所でも最高の集中力を発揮させてくれる15インチの広大なディスプレイサイズに感動するはずだ。
2、本体重量によるキーボードの安定感
よく15インチのデメリットとして語られる重さだが、それによるメリットも存在する。
それが、本体重量の重さによる安定したキーボードの打鍵感だ。
店頭実機でも明確にわかる差があると思うが、その差は高速打鍵や長時間打鍵をする際の大きな疲労感の差になる。
先ほど13インチのメリットして説明したように、13インチでも外付けキーボードを使えば15インチ内蔵キーボードより快適なキーボードを使うことが可能だ。しかしこれは「外付け」なので重量は同じクラスでも荷物数は増え、15インチ単体よりも持ち運びの軽快さは劣ってしまう。しかもディスプレイサイズは13インチのまま。僕はこれが理由で13インチに不満が爆発し15インチを購入することになったのだが、外付けキーボード(HHKB Pro BT、パームレスト、キーボードブリッジ)を常に持ち運ぶ理由がなくなったので荷物数も減り、しかもディスプレイサイズが大きくなったので、満足度は15インチの方が大幅に上だ。最高すぎて13インチには戻れない。
3、大型筐体による高い排熱性能
大型筐体であるが故に排熱性能も高く、15インチの方がMacのハイスペックを活かしやすい。
Intel時代に存在した13インチと15インチのスペック差は無くなったが、高スペックにカスタマイズするなら排熱性能に余裕がある15インチを選ぶことをお勧めしたい。
結論:15インチは・・・
15インチは「13インチが辛いと感じた人が買うもの」。
本当に15インチが必要な人は「15インチが欲しい」という明確な理由がある。つまり、本当に15インチが欲しい人はこんな記事を読む前に15インチに合う環境を作り、15インチを購入しているということだ。
つまり、この記事を最後まで読んだあなたには13インチがお勧め。そしてあなたは13インチで満足できる可能性が高い。
あとは実機を確認して欲しい。僕がこの記事で説明してきたこと以外にもそれぞれのサイズのメリット・デメリットを発見できるはずだ。
すでに最高のディスプレイサイズを見つけたという人や、この記事で紹介したこと以外のそれぞれのサイズのメリット・デメリットなどを知っている人には、一言でもいいのでコメントを残して欲しいと思っている。これからこの記事を読む人の参考になるはずだ。
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