
早くも2台目のKeychronキーボードを購入してしまった。薄型キーボードのB1 Proである。期待以上だったK2 HEの製品体験を再び味わいたいという物欲を我慢できず購入したB1 Proは、K2 HEの再来となるのだろうか。
経緯
当ブログにKeychron K2 HEをプレゼントしてくださったKOPEK JAPANさんの直販サイト「SUPER KOPEK」にて、20%OFFのセールが実施された。
K2 HEの製品体験に感動が止まらない上に、思わず二度見してしまうほどの凄まじいセール状況を見てしまった管理人は「とりあえず薄型キーボードが1台欲しい!」と思い、K3 Pro、K3 Max、B1 Proと3台のKeychronキーボードの中から1台購入することを決定。最終的に「長時間使用に致命的な反り問題が発生しているMagic Keyboard(テンキー付き)の置き換え」という目的と「Keychronのプラスチック筐体を試してみたい」という検証欲を両立できるという理由でB1 Proの購入を決断した。
K2 HEやアクセサリーのレビューはこちら
・[キャンペーン当選]その完成度はApple製品以上!?Keychron K2 HE 2ヶ月使用レビュー
・[アクセサリー大散財]Keychron K2純正キャリングケース、軽量磁気スイッチ、ダストカバー 1ヶ月使用レビュー
開封
到着。前回のアクセサリー購入と比べて圧倒的に綺麗な箱に感動。

裏面も綺麗。やはり綺麗な箱は大切。テンションが一気にMaxになる。開封はこうでなければ。

側面も綺麗。前回とは別物。やはりKeychron製品はSUPER KOPEKでの購入がベスト。


開封。スルスル梱包ではなかったのが残念。クイックスタートガイド同封が嬉しい。

K2 HEで感動したロゴ入り本体包装を薄型キーボードの梱包にも使うとは。これが本当に5544円で購入した製品の梱包なのかと疑ってしまうレベルの上質さ。Keychron恐るべし。

本体を取り出す。


付属品も充実している。ケーブルに簡易帯付きという親切さにびっくり。レシーバーはK2 HE用との見分けに苦労しそう。

包装から本体を取り出したのだが、まだ梱包されている。

開封終了!これからよろしく、Keychron B1 Pro!

ちなみに最後の梱包の正体は、なんとシリコンカバー。別売り購入になると優先順位がかなり後になりがち(そしてカバー購入前に小さな傷・汚れが多い状態になりがちというキーボードライフあるある)なアイテムなので付属品として同封されるのは本当にありがたい。

メリット
先日KOPEK JAPANさんにプレゼントしていただいたK2 HEとの比較も行ったのだが、それによってB1 Proの魅力が何個も見つかることになった。ここからは、Keychron B1 Proのメリットを伝えていこうと思う。
1、K2 HE同等の高い接続性能
Keychron B1 Proは有線接続1台、2.4GHz接続1台、Bluetooth接続3台、計5台の接続に対応している。さらにWindows、Macそれぞれのキーマップを保存することが可能で、接続方法と共に右上の切り替えスイッチで切り替えることができる。
個人的には2.4GHz接続の対応を高く評価したい。使いたいデバイスにレシーバーを接続するだけですぐにタイピングをはじめられる2.4GHz接続と薄型軽量なB1 Proとの相性は抜群で、一度慣れたら戻れない超快適な組み合わせになっていると感じている。
この接続性能は複数OS・複数デバイス環境で使用する人には大きな魅力になるのではないだろうか。
2、恐ろしさすら感じるバッテリー持ちの良さ
K2 HEレベル(10日〜2週間に1回の充電が必要)を想像していたB1 Proのバッテリー持ちだったが、到着後100%に充電した後1ヶ月使用した現在の残量が85%という恐ろしさすら感じる良さだった。
公式では1ヶ月の充電で1200時間使用可能という表記があったが、現状の残量推移を見ると、実際の電池持ちも公式表記並みの非常に良いものであると想定できる。
3、薄型キーボードとは思えない打鍵音
薄型キーボードの打鍵音といえばガチャガチャという高音が気になるパンタグラフキーボード独特の音を想像するが、Keychron B1 Proの打鍵音は低めのコトコト系。
静かな場所で打鍵しても目立たない音になっているのは、持ち運び用途も想定した製品開発が行われていたからなのだろう。流石Keychronである。
4、使いやすい端子と切替スイッチ
端子、切替スイッチ、表示灯が右上に集約されたMagic Keyboard風のシンプルな配置は接続先切替がしやすく、端子の抜差もガクガクしないので安心感がある。

操作ミスしやすい配置場所、ガクガクするUSB-C端子などがストレスポイントになるK2 HEの操作系からは考えられないほどの圧倒的完成度である。仮にK2 HEがリニューアルされる日が来るのなら、B1 Proに近い操作系を目指したリニューアルが実施されてほしいと心から願っている。
5、プラスチック筐体の衝撃吸収力
Keychron B1 Proの打鍵感はプラスチック筐体とは思えない程に良い。
正直スイッチ自体の打鍵感は一般的なパンタグラフキーボードそのものと言った感じで特に魅力は無く、それどころか押下圧は重すぎる上にタクタイル感が強く自然と強打になりがちで、スイッチ単体で評価するとあまり良い印象ではなかった。
しかしそのスイッチと相性抜群に作られた筐体が凄いのである。このプラスチック筐体、表側は柔らかく裏側はかなり硬めになっており、裏側が安定した状態で表側がわずかにたわむことで衝撃を吸収し、強打気味の打鍵衝撃をしっかり吸収できているのだ。
プラスチック筐体のキーボードはあまり好きでは無いのだが、B1 Proの筐体が想像以上に良かったため、同じくプラスチック筐体のV1 Maxの購入検討を開始してしまった。Keychronのプラスチック筐体、恐るべし。
6、Apple純正よりApple純正感があるデザイン
B1 Proはデザインが最高。完全にApple純正な見た目である。

スペースグレイのカラーはもちろんスイッチの位置が右上であることまでApple製品そっくり。さらに主張控えめの中央印字の組み合わせなので、Magic Keyboard以上にApple純正感があるデザインになっている。
iMacの前に置いても完璧な純正感。満足度Maxのデザインである。

デメリット
ここからは、Keychron B1 Proのデメリットを伝えていこうと思う。
1、長時間打鍵は疲れる
重めの押下圧と強めのタクタイル感に静音寄りの打鍵感の組み合わせであることが理由なのか、長時間打鍵は疲れやすいように感じた。
Magic Keyboardと比べても明らかに疲れやすく、最近は長時間打鍵を避ける傾向になっている。
軽めの押下圧が好みの人は注意してほしい。
2、入力漏れがある
タイピングゲームなどの超高速入力時に「U」の入力が反映されないことがある。「方法」が「ほほ」になってしまう。気になったのでネット上で情報収集を行ったのだが、近い症状が発生している個体が多かったため急遽デメリットに記すことに決定した。
用途によっては致命的なデメリットになる可能性もある重要なポイントなので、購入を検討している人には入力漏れに関しての情報収集を進めてからの購入をおすすめしたいと思っている。
まとめ:最高のサブ機&最怖の入門機
Keychron B1 Proは、長時間高速打鍵をしたい人以外の全ての人におすすめできるキーボードだ。据え置き用のK2 HEと同等またはそれ以上と感じるポイントも多く、薄型キーボードとは思えないほど満足している。
様々な用途でおすすめできるB1 Proだが、個人的にはサブ機やKeychron入門機としての購入を特におすすめしたいと感じた。
軽量筐体と多彩な接続方法による高いフットワーク、圧倒的なバッテリー持ちやシリコンカバー付属による持ち運び時の安心感など重量級キーボードには無いメリットが揃っている上に、打鍵感も打鍵音も十分でデザインも美しいため致命的なデメリットが見当たらない。安心安定のサブ機として活躍できることは確実だろう。
入門機としての購入にもおすすめできる点が多い。この記事からも分かる通り、B1 Proは薄型キーボードであるものの高級機同等かそれ以上の完成度を誇るポイントが非常に多いのだ。この驚きの製品体験を味わうことで、Keychron沼にズブズブと沈んでほしい。(物欲が止まらなくなるので過剰な散財には注意してほしい)
逆に長時間の高速打鍵をしたい人にはおすすめできないと感じた。今回挙げたデメリットはたった2つだが、長時間の高速打鍵をしたいという人にとってはどちらも致命的なデメリットであることは一目瞭然のはずだ。その場合、B1 ProではなくMagic KeyboardやLogicool MX Keysなどの購入検討を進める方が後悔しないだろう。
この記事を最後まで読んだあなたが最高のキーボードと出会えることを祈っている。
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