
2025年9月10日のApple Eventが終了した。毎年恒例のiPhone発表イベントだが、今回は異例の大量大規模アップデート祭りとなった。早速、Apple Eventで発表された7つの新製品と3つの変更について解説していこうと思う。
今回のApple Eventで発表された新製品と変更
今回のApple Eventで発表された新製品は以下の7つ。
・AirPods Pro 3
・Apple Watch Series 11
・Apple Watch SE 3
・Apple Watch Ultra 3
・iPhone 17
・iPhone Air
・iPhone 17 Pro
その他、以下の変更が行われた。
・iPhoneの販売価格変更
・AirPods Pro 2が販売終了
・新OS公開日が決定
新製品
1、AirPods Pro 3
・Pro 2から2倍、初代から4倍に向上したノイズキャンセリング
・心拍数センサーの搭載
・5サイズのイヤーチップに対応した小型の新デザイン
・IP57の耐水性能
・Apple Intelligenceによるライブ翻訳に対応
・バッテリー持ち強化
・39,800円(税込)
AirPods Proがさらに進化。これまでPro 2がアップデートにより何度も進化を続けていたが、ついに今回のイベントで新型となるPro 3が発表された。「もう進化するポイントがないのでは?」と思っていたが、今回もライブ翻訳への対応や心拍数センサーの搭載など、特大アップデートとなっている。
一体AirPods Proはどこまで進化するのだろうか?今後も期待が止まらない。
2、Apple Watch Series 11
・カラバリ変更
Series 10:ローズゴールドアルミニウム、シルバーアルミニウム、ジェットブラックアルミニウム、ナチュラルチタニウム、ゴールドチタニウム、スレートチタニウム
Series 11:ローズゴールドアルミニウム、シルバーアルミニウム、スペースグレイアルミニウム、ジェットブラックアルミニウム、ナチュラルチタニウム、ゴールドチタニウム、スレートチタニウム
・バッテリー持ち強化
・高血圧通知機能(FDAの認証を取得予定)
・睡眠スコア機能の搭載
・耐摩耗性が2倍に
・5G対応
・42mmモデルは64,800円(税込)〜、46mmモデルは69,800円(税込)〜
Apple Watchも特大アップデート。高血圧通知機能や睡眠スコアが超魅力的。Apple Watchは家族が購入検討しているため、Series 11を早速紹介してみようと思う。
3、Apple Watch SE 3
・S10チップ
・ディスプレイ常時表示に対応
・ジェスチャーに対応
・高速充電に対応
・スピーカーから音を出せるように
・40mmモデルは37,800円(税込)〜、44mmモデルは42,800円(税込)〜
常時表示や高速充電に対応し、超魅力的機種に進化したApple Watch SE。実はApple Watchの購入を検討しているのだが、今回SE 3で十分かもしれないと思いはじめていたりする。
4、Apple Watch Ultra 3
・細ベゼルの広視野角OLED 3ディスプレイを搭載
・5G・衛星通信に対応
・バッテリー持ち強化
・高血圧通知機能(FDAの認証を取得予定)
・睡眠スコア機能の搭載
・129,800円(税込)〜
Apple Watch Ultraにもアップデート。個人的にはSeries 11で十分すぎる気がするのだが・・・。
5、iPhone 17
・カラバリ変更
16:ウルトラマリン、ティール、ピンク、ホワイト、ブラック
17:ラベンダー、セージ、ミストブルー、ホワイト、ブラック
・Plusモデルが廃止(後述のAirが後継?)
・ディスプレイサイズが6.1インチ→6.3インチに
・A19チップ
・ProMotionディスプレイを搭載
・最大3000ニトの輝度
・Ceramic Shield 2の採用
・20分で50%充電
・Dual Fusionの背面カメラ
・センターフレームフロントカメラ
・eSIMのみ対応
・129,800円(税込)〜
iPhone 17も特大アップデート。実質Pro化とも言えるレベルの進化をしているのだが、同時に16より薄くて安っぽい廉価版感強めの色味、Plus廃止の影響&6.3インチ化で中途半端になったサイズ的立ち位置、Proで見慣れた機能の採用ばかりのアップデート内容などが理由で、アップデート内容に対して存在感があまりにも無い印象。
さらにeSIMのみ対応という仕様で微妙感が倍増。毎年更新のデメリットが凝縮された製品だという印象だ。
6、iPhone Air
・厚さ5.6mm(iPhone史上最薄)
・スカイブルー、ライトゴールド、クラウドホワイト、スペースブラックのカラバリ
・A19 Proチップ
・6.5インチ、120Hzディスプレイ
・Ceramic Shield 2の採用
・N1チップ、C1Xチップの搭載
・フロントカメラとリアカメラの同時動画撮影に対応
・eSIMのみ対応
・専用ケース、バンパー、クロスボディストラップ、バッテリーパックなど充実したアクセサリー
・159,800円(税込)〜
Plusサイズの後継?として超薄型超軽量のiPhoneが登場。イベント視聴時はAirという名前に驚いた。
「ナンバリングではないがこれは毎年更新されるモデルなのだろうか?」、「変形や排熱など、薄型軽量であることによるデメリット対策は完全なのだろうか?」、「一眼カメラの性能は?」など気になることが多い。
カラバリが魅力的なので、それが最大の魅力と感じた人は購入して後悔しないのでは無いだろうか。とはいえ新ジャンル製品で不明点が多いモデルなので、欲しい理由がデザイン以外の人は、様々な情報やレビューが公開されてからの購入をおすすめしたい。
7、iPhone 17 Pro
・アルミニウムユニボディ
・カラバリ変更
16 Pro:デザートチタニウム、ナチュラルチタニウム、ホワイトチタニウム、ブラックチタニウム
17 Pro:コズミックオレンジ、ディープブルー、シルバー
・ベイパーチャンバーを搭載
・A19 Proチップ
・バッテリー持ち強化
・Ceramic Shield 2の採用
・センターステージを搭載したフロントカメラ
・Prores Raw、Genlockのフォーマット撮影に対応
・最大2TBのストレージ
・eSIMのみ対応
・テックウーブンケースの登場
・17 Proは179,800円(税込)〜、17 Pro Maxは194,800円(税込)〜
無印のPro化やAirの登場もあってか、17 ProはPro感がさらに増した仕様になっている。
個人的には無骨なデザインと排熱性能の強化、そして新色のディープブルーの組み合わせが非常に好印象で、オーバースペックと分かっていてもデザイン買いしてしまいたいと思うようなiPhoneだった。
重量は200gオーバーとかなり重いようだが、持ち心地はどうなのだろうか。早く実機を確認したいが、実機を見るとデザイン買いしてしまいそうで怖いと感じている。
その他
1、iPhoneの販売価格変更
・iPhone 16が10,000円の値下げ
・iPhone 16 Proが販売終了
・iPhone 15が販売終了
eSIMに抵抗がある、Plusサイズが気になるという人には値下げされた16がおすすめではないのだろうか。家族が16を所有しているのだが、ウルトラマリンの色味が美しく、17が発表された現在も変わらず魅力的なiPhoneであると感じている。勿論新製品もおすすめしたいが、個人的にはiPhone 16も全力でおすすめしたい。
2、新OS公開日が決定
iOS 26、iPadOS 26、watchOS 26、macOS 26、visionOS 26の公開日が9月16日に決定した。
3、AirPods Pro 2が販売終了
これまでアップデートで何度も進化を続けてきたAirPods Pro 2がついに販売終了。
Pro 3は今後どんな進化を遂げるのだろうか?僕はインナーイヤー型の方が好きなので購入する気は全く無いのだが、今後のアップデートによる進化を楽しみにしながらAppleを楽しんでいこうと思っている。
まとめ:超超特盛大量アップデート
今回は7つの新製品それぞれに特大アップデートが実施されるという超超特盛イベントとなった。
進化を見るのが楽しみなAirPods Pro、健康管理面でこれまで以上に魅力的(iPhone XSが対応していれば即購入したかもしれない)な製品になったApple Watch。iPhoneは無印こそ不完全燃焼感があったもののAirやProの特性がはっきりして好印象なアップデートなった。
個人的に気になるのは、今後公開されるAppleOS 26のLiquid Glassと今回発表された新製品のデザイン相性。今後の実機確認などで注意して確認していきたいと思っている。
この記事を最後まで読んだあなたはどの新製品が魅力に感じただろうか?もしあなたに少しの時間があれば、この記事のコメント欄にコメントを残して欲しいと思っている。
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