[6年間毎日愛用]13台のキーボードを所有するキーボードマニアがHHKBを手に取り続ける6つの理由

HHKB
管理人
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僕はキーボードマニアだ。10台以上のキーボードを所有し、その日の指の調子に合わせて使い分けをしたり、マウスとの組み合わせを模索したりしながら毎日タイピングを楽しんでいる。

しかしその大量のキーボードの中には、手に取る頻度が下がってしまったり全く手に取らなくなる製品もあった。そんな中、購入から6年経過しても全く手に取る回数が減らず、それどころか使用頻度が増えていったキーボードがある。それは「Happy Hacking Keyboard」、最高の配列と最高の打鍵感、充実したアクセサリーを持つ市販キーボードの最高峰の製品である。

HHKBを本気でお勧めしたい理由

ここからは、早速あなたにHHKBを全力でおすすめしていこうと思う。キーボードオタク初心者の頃から使いはじめて6年、その後様々なキーボードを買い足した後も使用頻度が低下しなかった。その実力は「後悔しない」と断言できるものだ。

1、思考がクリアになる英語配列

HHKBをおすすめしたい最大の理由こそ、この英語配列。

一般的なJISフルサイズキーボードと比べるとかなり小さい。

HHKBではカーソルやファンクション、その他一部キーを右下のFnキーと同時押しで入力する必要があり、これがデメリットとしてよく挙げられる。確かに同時押しは面倒かもしれない。しかし遠いキーを押すために手を動かす必要がなくなるので、自然と思考がクリアになる。

僕はブログ執筆ではHHKB以外のキーボードを使わない。それはHHKBの配列が一番思考がクリアになり、記事執筆に集中できるからである。

同時押しに慣れるまで時間はかかるとはいえ、数日間使って慣れたという事例がほとんどだ。ぜひあなたにはHHKBを購入して英語配列や同時押しを使いこなし、思考がクリアな状態で打鍵を楽しむ最高のタイピング生活を送ってほしいと思っている。

余談だが、当ブログでは日本語配列のHHKBはおすすめしない。HHKBの全ての魅力はこの英語配列にあるからだ。

数年前までは静電容量無接点方式の打鍵感や洗練されたデザイン、完成度の高さを理由に日本語配列の購入もおすすめすることができたが、メカニカルキーボードの進化や高機能キーボードの充実が進んだ現在、はっきり言って日本語配列のHHKBを選ぶ理由は一つも無い。どうしても日本語配列が欲しいという人には、HHKBより機能が充実している上に押下圧選択が可能なREALFORCE RC1をおすすめする。

2、高速打鍵が快適

HHKBを使うことで思考がクリアになる理由は配列だけではない。それこそが、HHKBが採用しているキースイッチ方式「静電容量無接点方式」だ。

物理的な接点がないことによる3000万回という耐久性が注目されるが、耐久性だけではなく打鍵感も最高クラスだ。

底打ち前に入力が検知される静電容量無接点方式の特性による、思考が画面上に浮かび上がるような感覚。打鍵感を重視した荷重特性で設計されたラバードームによる指が吸い込まれていくようなフェザータッチ。ラバーの粘りによる高速タイピングの疲労の少なさ。それによって、タイピングが楽しく中毒的な体験となる。

自作キーボードや進化系のメカニカルキーボード、静電容量無接点方式風メンブレン方式キーボードなど様々なキーボードが登場した現在、HHKBの打鍵感が頂点とは言えないかもしれないが、この打鍵感と前述の配列の組み合わせに大きな魅力的があることは変わらないだろう。ぜひあなたにもこの打鍵感を体験してほしい。

3、打鍵音が最高

HHKBは打鍵音も最高。

非静音モデルのシャラシャラコツコツとした打鍵音も、静音モデルのスコスコとした打鍵音も素晴らしい。

思考がクリアな状態で、最高の打鍵音を奏でながら、少ない疲労で高速タイピングをする。日常のタイピングが製品名通り「楽しく」なることは確実だろう。

4、美しい

HHKBは美しい。

白のレトロな雰囲気は、デスク上で60%キーボードとは思えないような存在感を放つ。

使い込むことによる黄変は賛否両論だが、個人的にはこの使い込まれた武器のような独特の雰囲気が好きだ。

一方、墨も良い色だ。洗練された一流の道具らしい佇まいは、どんな場所に置いても違和感がない。

個人的には墨の有刻印にカラーキートップを装着したこの見た目が最高に好き。

輝くHHKBロゴ、墨有刻印、Pro BTのみが持つ堂々としたワイドサイズの電池ボックス、鮮やかなカラーキートップの4つが作り出すデザインバランスは、最新モデルにも真似できない、HHKBらしさ溢れる究極の美だ。

5、持ち運び可能

HHKBはその小ささと約500gという重量により持ち運びも可能だ。

後述するがアクセサリーも充実しており、ノートPCの上にHHKBを置いてタイピングする「尊師スタイル」やタブレットとの組み合わせで外出先でもストレス0でタイピングをすることができる。

ちなみに個人的な推測だが、最近流行している大型タブレットとの組み合わせが最高なのではないかと思っている。僕はiPad miniのサイズが限界でそれ以上のサイズのタブレットは手が痛くなってしまうので購入していないが、ノートPCと同程度の重量で持ち運べると思われるのでかなり魅力的な組み合わせだと感じる。

5、「実質」Apple製品

HHKBの刻印は、BSがDelete、EnterがReturnと刻印されていたり、Windowsロゴがなかったりと「これはApple製品なのでは?」と思うほどMacを意識した刻印となっている。もちろんmacOS対応である。

さらに中央印字(for Mac)キートップのラインアップの急増、Vision ProとHHKBの組み合わせへの公式言及など、さらにMac向けのイメージが強まっている。

高級キーボードの製品数が激増しているとはいえ、まだまだWindows専用やWindows刻印のみラインアップという製品は少なくない。OSと刻印の不一致に悩むApple製品ユーザーにとっては非常に嬉しいポイントではないだろうか。

6、充実したアクセサリー

HHKBにはこのような理念がある。

アメリカ西部のカウボーイたちは、
馬が死ぬと馬はそこに残していくが、
どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。

馬は消耗品であり、
鞍は自分の体に馴染んでインタフェースだからだ。

いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、
生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。

東京大学 名誉教授 和田英一

Happy Hacking Keyboard トップページ | PFU より

この理念のもと開発されているHHKBは、パームレストやキーボードルーフ、キーボードケースやキーボードブリッジ、交換用キートップなど市販キーボードトップクラスの純正アクセサリの充実度を実現している。

充実した純正アクセサリーは、HHKBでのタイピングをさらに楽しくする。詳しくは以下のリンクで確認してみよう。

HHKB オプション | PFUダイレクト

HHKBのデメリット

ここからはHHKBのデメリットを挙げていく。最高のキーボードだが当然デメリットはあるので、よく確認してから購入を検討してほしい。

1、押下圧45gは重い

同じ静電容量無接点方式を採用する「東プレ REALFORCE」には45g、変荷重、30gと3種類(以前は55gを含めた4種類)の押下圧設定があるのだが、HHKBは45gしか選択できない。

45gという押下圧は一般的なメンブレンキーボードと比べると圧倒的に軽いのだが、普段REALFORCE 30gを併用しているので正直重すぎると感じる。長時間のタイピングを数日行うと手が痛いと感じることがあるので、そろそろ変荷重や30gの追加を行なってもいいのでは?と思うことが多い。

個人的にはHappy Hackingという名前とタイピング特化の変荷重のコンセプトが高相性なのではと思っていたりする。

しかし最近はホットスワップ対応のStudioシリーズが追加されたので、「45gの押下圧が将来的に重く感じそうで不安」という方はStudioを選択するのもいいかもしれない。

2、打鍵音は小さくない

打鍵音は一般的なメンブレンキーボードより静かなのだが、重量不足による振動音がかなり大きい。

対策として吸振マットがアクセサリーとして販売されているのだが、装着しても振動音はかなり響く。

静かな場所ではうるさく感じると想定して購入することをおすすめする。

3、パームレスト必須

HHKBはキーボードの高さが高いので、パームレストは実質必須アクセサリーとなる。

以前パームレストを使わないという実験をしてみたのだが、5分で手が痛くなってタイピングできなくなったため、その後は外出時もしっかり持ち運ぶようにしている。

個人的には省スペースで持ち運びも簡単なセパレート型をおすすめしたいが、何も考えずにとりあえずキーボードとパームレストを並べて作業をスタートできる一体型の感覚も最高なので、用途に合わせて選んでほしい。

4、打鍵感が劣化する

HHKBのスイッチの耐久性は3000万回という圧倒的なものなのだが、打鍵感を作っているのはラバードームというゴムパーツ。当然経年変化で打鍵感が劣化する。

僕が使用しているHHKBは

・HHKB Pro 2 Type-S(2019年1月購入)
・HHKB Pro BT(2020年5月購入)

の2台なのだが、どちらも購入時より打鍵感が重くなっている。

特に、最近のPro 2 Type-Sの劣化は深刻。購入当時は軽快な打鍵感に感動が止まらなかったのだが、最近は「ガクンと沈んでボンと跳ねるように戻る」というかなり疲れやすい打鍵感になってしまった。

一生使おう、または数十年使おうと考えている人は要注意すべきポイントだ。

まとめ:ポイントを理解して買えば絶対に後悔しない

HHKBは「誤解して購入しなければ絶対に後悔しないキーボード」だ。

クリアな思考を生み出す英語配列と中毒的な打鍵感の組み合わせによる最高のタイピング、充実したアクセサリーや究極の美しさによる幸福感は、HHKBの唯一無二の魅力だ。

この記事を読んだあなたがHHKBを購入して最高のタイピング生活を送れることを、HHKBは自分に合わないかもしれないと感じたあなたが理想のキーボードに出会い、幸せなタイピング生活を送れることを祈っている。

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