
3月のKeychron K2 HE キャンペーン当選、6月のKeychron B1 Pro購入に続き、新たなKeychronキーボード「Keychron V3 Max Retro」を購入した。この記事では、Keychron V3 Max Retroの1ヶ月使用レビューとスイッチ検証の結果について記していこうと思う。
購入理由
今回最大の購入理由となったのは、ゲーム&Windows環境で使用していたLogicool K120とRazer Ornata Chroma JPが連続で故障したこと。
さらにどちらも「Enterキーキャップの劣化(スタビライザー周辺の挙動がおかしくなる)」という同じ理由だった。

以前の記事からも分かるように、当ブログの管理人は静電容量無接点&メンブレンを愛するラバースイッチ信者(メカニカル=硬くてガサガサな打鍵感、チャタリングが多いという偏見有)なのだが、7sProMaxやKeychron K2 HEで最新メカニカルの圧倒的打鍵感と完成度に驚き、今回もその流れで「メカニカルにしよう」と即決することになったのである。
KOPEK JAPANの月末セールをきっかけにK3 Max、K8 Max、V3 Maxの3台を候補とした購入検討を実施し、V3 Max Retro、JIS配列の赤軸を購入することになった。唯一希望モデルの在庫が残っていた上にガスケットマウントも試すことができる、候補内ベストのモデルを選択することができた。
開封
到着。

相変わらず素晴らしい梱包。しかし、JIS配列モデルなのにUS配列の表紙というのは正直混乱する。


スルスルタイム到来。

もちろん開くまでの時間はしっかり7秒確保されている。感激。完璧。パーフェクト。



本体降臨。ロゴ入り本体包装は何度見ても感動する。この包装を部屋に飾りたいと真剣に考えているのは管理人だけなのだろうか。

箱から取り出す。軽い!

Keychron V3 Max Retro、降臨!

・・・なのだが、赤のアクセントキーキャップとMac印字は、Retroカラーとの相性が微妙すぎる。
早速パームレストを設置してみたのだが、やはり違和感が凄い。

アクセサリー。ケーブルもUSBアダプタもRetroカラー。徹底的な世界観の表現が素晴らしい。
標準色のescとWin刻印のキーキャップも付属しているので、早速装着することに。

Retroカラーの見た目は元愛機HHKB Pro 2 Type-Sが蘇ったようで嬉しさを感じる。古そうな見た目なのに最先端の機能が盛り沢山というギャップが素晴らしい。


現愛機K2 HEと2ショット。見た目も仕様もスパルタンなK2 HEと、見た目も仕様も優しめのV3 Max Retro、使い分けが楽しくなりそう。

RGB。あまりにも似合わないので2度と起動しないと思う。

3ヶ月前に購入したB1 Proの打鍵感が素晴らしかったこともあり、Keychronのプラスチック筐体への期待は大きく上昇している。これからの使用が楽しみだ。
これからよろしく、Keychron V3 Max Retro!
1ヶ月使用レビュー
ここからは、Keychron V3 Max Retroの1ヶ月使用レビューを記そうと思う。
今回、以前購入したK2 HEやB1 Proと同じような印象を感じた部分が多いため、今回はV3 Max Retro特有と感じたポイントのみ挙げようと思う。
K2 HE、B1 Proのレビューはこちら↓
[キャンペーン当選]その完成度はApple製品以上!?Keychron K2 HE 2ヶ月使用レビュー
[Keychronのプラスチック筐体が凄すぎる!]Keychron B1 Pro 1ヶ月使用レビュー
1、打鍵感
まず、驚いたのは打鍵感。
最初のコメントでも記したように、僕は「メカニカルキーボード=硬くてガサガサした、すぐに疲れる打鍵感」という印象を持っていたのだが、Keychron V3 Max Retroの打鍵感は非常に優しく心地良い。
Gateron Jupiter Redのスイッチ挙動やパーツ構成の相性の良さも理由の一つであることは当然なのだが、一番の理由はプラスチック筐体とガスケットマウントの組み合わせだろう。僕は数ヶ月前にLofree Flowを購入して「硬いのに指が痛くならない、魔法のような打鍵感」に感動したのだが、今回のV3 Max Retroにはそれ以上の驚きを感じた。とにかく柔らかく、何時間打鍵しても指が痛くなることが無い。というより疲れすら感じない。
指が癒されるような打鍵感はRetroデザインの見た目とも相性ぴったりで非常に好印象。短時間の高速タイピングでは挙動遅れが目立つ一方長時間打鍵ではリラックス感があり、まさに長時間のブログ記事執筆のような場面では積極的に手に取りたい1台となっている。
しかしあまりのタイピングの快適さが原因で常に長文になりがちという致命的問題もある。実際V3 Max Retroで執筆しているこの記事も普段より長文になりはじめている。(これはV3 Max Retroというより管理人が改善しなければならない問題なのだが。)
磁気スイッチ、アルミフレーム、ガスケット非搭載で比較的スパルタンな挙動を見せるK2 HEとは真逆の特性なので、使い分けも楽しむことができそうだ。
2、打鍵音
プラスチック筐体ということもあってあまり期待していたなかった打鍵音だが、こちらも想定以上に良かった。
小さいとは言えないものの、一般的なメカニカルキーボードから想像されるガチャガチャ音とは全く違う上品な打鍵音のため、打鍵音がストレスになることは無いと言えるだろう。
プラスチック筐体の影響で比較的低音が強めなのは気になるが、うるさい音だとは思わない。
個人的にはK2 HEの打鍵音の方が好みなのだが、周囲の音に馴染みやすく、聴いていてリラックスできるのはV3 Max Retroの打鍵音だと感じる。前述の打鍵感も含め、今後くつろぎながらゆったりタイピングをしたい時は迷わずV3 Max Retroを手に取ることになると思う。
3、フットワーク
Keychron V3 Max Retroの唯一無二の長所は、古そうな見た目からは絶対に想像できない高いフットワークだろう。デスクトップのメインキーボードとしても不満の無い打鍵感や打鍵音を、さまざまなデバイスで気軽に楽しむことができるのである。
まず重量。同サイズでアルミ筐体のQ3 Maxが2045gという恐ろしい重量になっているのに対し、V3 Max Retroの重量はなんと半分以下の895g。デスクでの一時的な移動や屋内での持ち運びなら問題無く行えるレベルの重量に抑えられており、2kgオーバーのQ3 Maxと比べてフットワークが高いことは間違い無いだろう。
接続性も高く、有線、2.4GHz、Bluetooth×3台に対応したHYBRID接続が可能。さらにUSB-AとUSB-Cのレシーバーが筐体に収納できる機構が搭載されている。

2.4GHzはK2 HEでも使用できるのだが、レシーバーの混同や紛失のリスクが常に気になることが理由で使用頻度が低下していた。しかしV3 Max Retroはレシーバーを収納できるためそれらのリスクが少なく、その上前述のように重量も軽いため、2.4GHzの使用頻度は非常に高くなっている。

さらにRetroカラーで埃や汚れが気になりにくいため気軽に手に取りやすい、一般的なJIS配列のため普段使用しないデバイスやゲーム機などでも準備0で使いはじめることが可能ということもあり、気づけば自宅内での持ち運び・複数デバイス接続はV3 Max Retroの独壇場となっていた。
80%キーボードのため外出用として使うのは厳しいと思うが、自宅内での使用に限定すれば非常に高いフットワークを持っていると思う。購入して損をすることは無いキーボードだと断言したい。
ちなみにV3 Max Retroは高さがある筐体デザインのためパームレストはほぼ必須。個人的にはV3 Max Retroの高いフットワークを邪魔しない軽量なパームレストの使用をおすすめしたい。僕はFILCOのウッドリストレストを使用している。軽量かつ傾斜が絶妙で快適、数年間使用しても傷や反りが無い耐久性の高さなど全体的に満足度が高く、全力でおすすめしたいパームレストだ。
【北海道産天然木】FILCO Genuine Wood Wrist Rest M size 購入ページ | ダイヤテック株式会社
4、尊師スタイル
今回は尊師スタイルの検証もしてみた。当初、尊師スタイルを記事内の話題として取り扱う予定はなかったのだが、そのあまりの快適性に「これを伝えなければ記事として成立しない。」と思ったため、急遽ここに記すことにした。
まず13インチとの組み合わせだが、完全にサイズオーバーで論外という印象だ。13インチで尊師スタイルをするためにV3 Max Retroを購入することはおすすめできない。(そもそもKeychronキーボードは全体的に高さがある傾向で、13インチ尊師スタイルとの相性が絶望的に悪い)
しかし15インチとの組み合わせは結論が真逆となる。キーボードスライダー無しで尊師スタイルを展開できる上に、広大なディスプレイと指が癒されるような打鍵感という無敵の組み合わせによって、その不自然なサイズやシンプルさ0の見た目からは想像できない圧倒的な快適環境を作ることができるのだ。
実は、この記事の一部はMacBook Pro 15インチとKeychron V3 Max Retroの組み合わせで執筆している。メイン機iMac 27インチと変わらない快適さを実現できるため、今後もこの組み合わせを常用していこうと考えている。
ちなみにV3 Maxのアルミ筐体版であるQ3 Maxもキーボードスライダー無しの尊師スタイル展開ができるらしい。やはりQ3 Maxも買わなければ・・・。(終わらないキーボード沼)
5、デメリット
実は、V3 Max Retroは1ヶ月使用してもデメリットを見つけることができていない。
細かいところで言えば
・RetroデザインにRGBという意味不明な組み合わせ
・本体色の世界観を完全破壊するアクセントキーキャップ&for Mac印字キーキャップ
・Keychron製品クオリティがあまりにも高く、良くも悪くも新鮮さを感じられない
などの点は気になったが、いずれも購入をおすすめしない理由となるような致命的なポイントではなく、実質的にデメリットが見つからないという状況になっている。
これは当ブログの管理人がガジェットオタクになってはじめての出来事であり、本当に驚いている。
まとめ:全人類におすすめできるキーボード
Keychron V3 Max Retroは全人類におすすめできるキーボードだ。
打鍵感、打鍵音、デザイン、フットワーク全てが完璧で、購入をおすすめできない人の例が思い付かない。
価格も20,900円とREALFORCEの初代やR2下位モデルの現行当時レベルとかなり現実的なのも好印象。さらにKOPEK JAPANが頻繁に実施するセールでは最大20%OFFの16,720円という恐ろしい安さになることもある。「人生初の高級キーボード」としても「上級者が追加購入する実用的な1台」としてもおすすめしやすい。
この記事をここまで読んだあなたには、KOPEK JAPANの販売サイトを開いて欲しい。運良くセール期間だった場合はノールックで購入しよう。あなたのキーボード生活を、Keychron V3 Max Retroがさらに幸せにしてくれるはずだ。
Keychron V3 MAX QMK ワイヤレスカスタム・メカニカルキーボード– SUPER KOPEK

余談:スイッチ検証
実は今回、手持ちのキースイッチとKeychron V3 Max Retroを使用したスイッチ検証を実施した。ここからは、その検証記録も記しておこうと思う。
1、Gateron Jupiter Red(標準装備)
標準装備ということもあり一番相性が良い。ガスケットマウントとの相性も考慮されたスイッチなのだろうか。
文章が不必要に長文化するほどの快適な打鍵感は初代REALFORCEを連想させる。指が癒されるような打鍵感が欲しいのなら、このスイッチ一択だろうと感じた。
2、Gateron Clear
軽くて打鍵感しやすいが、しゃりしゃり音が家中に響き渡るため、常用する可能性は低そう。
3、NovelKeys Cream
打鍵感は良いのだが、重めの押下圧が気になる上に打鍵音が爆音。常用する可能性は低そう。
4、Gateron G Pro 3.0 White
他のキーボードでは常用するほど気に入っているスイッチなのだが、V3 Max Retroとの組み合わせではなぜか微妙な印象に。
軽快にタイピングできるもののスコスコ系挙動のせいで底打ちばかりになる、ザラザラ系の打鍵音が気になるなど、あまり相性が良くないと感じた。
原因は2ステージスプリングで、V3 Max Retroにはシングルステージの方が相性が良い可能性があるのでは?と推測している。こちらも常用する可能性は低そう。
5、PH Studio Little Rabbit
この組み合わせで大きな発見があった。
それは「ガスケットマウントとロングポールスイッチの組み合わせが意外に快適である」ということ。
プラスチックフレームのこもり気味な打鍵音と軽すぎる押下圧が少し気になるものの、軽快さと疲れにくさのバランスがちょうど良く、長時間タイピングも楽しく快適だった。
今後アルミフレームのQ Maxシリーズを購入する機会があれば、ロングポールスイッチとの組み合わせを常用することも検討したいと感じるほど魅力的な組み合わせだと感じた。
6、Kailh Deep Sea Silent Pro Box MX Pink Island 37g
正直「そのままREALFORCE」という印象。
打鍵感も打鍵音も非常に近く、軸ブレとゴム感の少なさ以外はREALFORCEそのままなのではと思ってしまうほどだった。(軸ブレとゴム感が少ないので実質上位互換と言えるのでは)
特に押下圧45g・静音のREALFORCE R3HH11は検証中に混乱するほど似ていたので驚いた。2.4GHz対応のREALFORCEが欲しいという人にもおすすめできるのでは?と感じる組み合わせだった。

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