これまで使用していたスタンドが故障してしまい、スタンドを買い替えることになった。当ブログの環境が「MacBook2台体制」という特殊な環境だったこともありスタンド選びは難航したが、情報収集中に理想のスタンドを発見、すぐに購入を決断した。ここからは、その理想の条件に一致したPCスタンド「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド 非粘着タイプ」のレビューをしていこうと思う。
Bluelounge Kickflipが故障
作業中、突如MacBook Pro 13インチから「ドカン」という音が。原因は愛用していたBluelounge Kickflip。
なんとMac側ではなくスタンド側の粘着シートが剥がれてしまったのだ。その後様々な方法で修理を試みたが、粘着シートが寿命のようでスタンドは使用不可になってしまった。
出会い
突如スタートしたMacBook Pro用のスタンド探し。
据え置きスタンドはデスクのスペース的に置けないことや、持ち運びで使用できないことが理由で使わなくなる可能性が高いため候補から除外し、モバイル向けのスタンドを候補にすること、また、MacBook Pro 13インチと15インチの2台体制でもストレスなく使えるよう13インチ、15インチどちらのサイズにも対応した製品、スタンド2個購入でも10000円を超えないよう価格は5000円以内である、という3つの条件でスタンド探しを行うことが決定した。
そんな新PCスタンド探しの途中でとある製品を発見する。
それが、今回レビューする「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド 非粘着タイプ」だった。
持ち運びも可能な超薄型スタンド、非粘着式のため1つのスタンドを2台のMacBookで併用も可能、さらにAmazonでセール対象になると3000円以下で購入が可能と、今回の新スタンドの条件を全てクリアしており、発見してすぐに購入を決意した。
開封
届いた。薄い。
このスタンドが本当に最大高さ8cm、最大角度25°に展開できるのだろうか?と疑ってしまうほど薄く軽い。強度が不安になる。
本体。素材はかなり硬い。背面は放熱性に優れた設計になっているらしい。
アクセサリー。スタンドの使用方法解説や専用のゴム足が付属しており、スタンドとは思えないほど充実している。
スタンド状態。これまで使用していたBlueloungeと比べても確実に高さが確保できている。これは外付けキーボード使用時が快適になりそうな予感。
MacBook Pro 13インチとのサイズ関係はこんな感じ。
一方MacBook Pro 15インチではスタンドが小さすぎるように感じてしまう。これは不安要素。
ちなみに付属のゴム足は15インチに装着することにした。
展開
このスタンドは2段階の高さ・角度調節が可能なスタンドだ。ここに13インチ・15インチそれぞれのスタンド状態の画像を掲載していこうと思う。
まずはMacBook Pro 13インチ。
高さ5cm、角度15°。Blueloungeに近いが、少し高く感じる。
高さ8cm、角度25°。想像以上に高い。外付けキーボード使用時やデスクトップでのサブティスプレイとしても快適に使えそう。
MacBook Pro 15インチも展開してみる。
高さ5cm、角度15°。単独で使う際のスタンドならこれがちょうどいいのでは。
高さ8cm、角度25°。15インチはデスクでiMacのサブディスプレイとして使うことも多いので、この高さと角度になれば以前より大幅に快適になりそう。
1週間使用レビュー
ここからはMOFT 超薄型ノートパソコンスタンド 非粘着タイプを1週間使ってわかったメリット・デメリットについて記していこうと思う。
メリット
1、2段階の高さ・角度調節
このスタンドは2段階の高さ・角度調節が可能だ。高さ5cm、角度15°ではMacBook単独での使用が快適になり、高さ8cm、角度25°ではトラックパッド、キーボードに角度がありすぎて使いにくいが、iMacやモニターのサブディスプレイとしての使用や外付けキーボード・マウスとの組み合わせての使用が非常に快適になる。
さらに薄型なのでスタンドを使用しないフラット状態にすることも可能。この状態でもがたつきが少ないことに感動。非粘着なので、スタンドを取り外してフラット状態にすることもできる。
これまで使っていたBluelounge Kickflipでは高さ3cm、角度9°のみ、しかも非スタンド状態でも少し傾斜がついたままだったので、外付けキーボード・マウスとの組み合わせやデスクでサブディスプレイとして使用する際には低さを感じ、MacBookのフラット感を味わいながら作業したい時は大きなストレスになっていたが、MOFTを使いはじめてからそれが明らかに軽減され、自宅でのMacBookの使用率が上昇したと感じている。
2、複数ノートPC環境と高相性
当ブログではiMac、MacBook Pro 15インチ、MacBook Pro 13インチのMac3台体制を構築している。
3サイズの使い分けによる快適さは圧倒的だが、2サイズ(2インチ700gの重量差)、2台体制となっているMacBookのアクセサリー選びは非常に難しい。
もちろん今回もスタンドが2個必要になると思っていたが、この非粘着スタンドによって「1つのスタンドを2台のMacBookで共有できる」という理想的な環境を作ることに成功した。
さらにこのスタンドは11〜17インチ対応と、様々なサイズのノートPCで使用することが可能。前述したように超薄型で2段階の角度調節もできるため、どんな場面でも快適な作業ができるはずだ。
ノートPCを複数台使用している、持ち運びが多いという人には、このPCスタンドは理想的ではないだろうか。是非1度候補に入れて考えて購入を検討してほしいと思っている。
3、5000円以下で買える
角度調節可能な薄型スタンドでは5000円を超える製品も多い。
しかしこのMOFT 超薄型スタンドの価格は3480円。セール時には3000円切りすることも多く、僕もセールを利用することでこのスタンドを3000円以下で購入することができた。
スタンドの複数購入が不要になる、価格が高すぎないという面でも、やはりノートPCを複数台使用している人におすすめしたいと思っている。
デメリット
ここまで絶賛してきたMOFT 超薄型ノートPCスタンドだが、唯一無二に近いメリットがある分デメリットも多い。ここからは、このスタンドのデメリットを記していこうと思う。
1、展開に慣れが必要
このスタンドは非粘着のため、スタンドを展開した上にMacを置くという独特の使用方法となっている。
薄く軽い13インチでは非粘着とは思えないほど簡単に設置できるが、厚く重いMacBook Pro 15インチの設置はかなり苦労する。
現在使用開始から1週間経過しても試行錯誤が継続中。とりあえず
スタンドを展開する
↓
その上にMacBookを置く
↓
ゴム足の位置を参考に中心に近づけていく
↓
安定する位置になるまで待つ(30秒程度の間少し滑るが放置)
↓
うまく設置できなかった場合はこれを繰り返す
という手順で設置するによってようやく簡単に設置ができるようになってきたのだが、狭い場所ではこの方法で展開するのもかなり困難。
重量級大型ノートPCを狭い場所で使用する際に使うスタンドとしては全くおすすめできない、というのが現在の結論だ。今後の長期使用で印象が変わるかもしれないので、さらに簡単な設置方法がわかった場合は追記する予定だ。
2、素材が硬い
このスタンドの展開をさらに難しくしているのがスタンドの布素材の硬さ。
特に高さ5cm、角度15°での設置が想定外に苦労する。硬すぎて高さ8cm、角度25°に戻ってしまうトラブルが何度も発生した。
それも影響して狭い場所での設置は非常に難しい。2回目になるが、やはり重量級大型ノートPCを狭い場所で使用する際のスタンドには全くおすすめできない。
余談:iPad miniでの使用
ちなみにこのスタンドをiPad miniで使うとかなり快適。
天板上に置くより見やすい高さと角度になる上に設置もMacより圧倒的に楽なので、想定されている使用方法ではないはずだが、余談としておすすめしたいと思う。
結論:癖強スタンド。軽量ノートPC複数台環境なら後悔しないはず。
このMOFT 超薄型ノートパソコンスタンド 非粘着タイプはメリットも大きいがデメリットも大きい、非常に癖の強いスタンドだと感じている。
超薄型なのに2段階の角度調節に対応、非粘着かつ11〜17インチ対応という仕様によってノートPC複数台で同じスタンドを使えるという特殊かつ大きなメリットがある一方、設置に慣れが必要だったり大型重量級のノートPCの設置が難しかったりするなど大きなデメリットもある。
個人的には軽量ノートPCを複数台所持している人やMacBook Airユーザーにおすすめしたい。軽量ノートPCなら比較的簡単な設置が可能、かつ持ち運びも多いはずなのでこのスタンドのメリットを享受しやすいのではないだろうか。
何度も言うがこのスタンドは非常に癖が強いので、当ブログの記事以外にもさまざまなレビューを見て情報収集してほしいと思っている。
また、僕も正直このスタンドが自分の環境に合っているかまだわかっていない(特にMacBook Pro 15インチとの相性)ので、今後も検証してその結果を当ブログに記していこうと思う。
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